ワインファンド運用会社のヴァンネット(VIN-NET)は12月25日、関東財務局より金融取引業の登録取り消しおよび行政処分を受けたことを発表しました。
関東財務局によるとヴァンネットの登録取り消し&行政処分の理由は以下の通りになっています。
当社から提出された報告書等によると、当社は、これまで複数のファンドの取得勧誘を行っているが、過去に償還を迎えたファンドにおいては、別のファンドの資金を流用することにより、実際の運用実績とは異なる高い運用利回りで償還金等を支払っていた。さらに当社は、こうした状況を認識しながら、新たなファンドの取得勧誘を行っていた。
ヴァンネットは、日本で唯一のワインファンド運用会社を謳っていて、15年の実績がありました。
ただ、償還を迎えたファンドの資金を流用して、実績とは違う利回りを提示し償還金を支払っていた模様。いわゆる自転車操業というやつでしょうか。
つまり新しい顧客を獲得し続けなければいつかは破綻していたことになります。
ヴァンネットは、2016年1月下旬までに出資者に対して説明するとのことですが、どの程度の出資金が戻ってくるのか不明となっています。投資していた人にとっては年末に悪い知らせとなってしまいましたね。
私もワイン投資を検討していたことがあっただけに、残念でなりません。
コメント欄