中国経済の不透明による世界同時株安の影響で、2015年8月の株式投信残高が前月よりもおよそ4兆円も減少してることが判明しました。
11日に発表された投資信託協会の統計によると、8月末における単位型を含む株式投信の純資産総額は80兆975億円と、前月から4兆1940億円減少した。減少額はリーマン・ショック直後の08年10月に記録した10兆6802億円以来の大きさとなる。中国の景気減速懸念を背景とした世界同時株安が影響した。一方、8月の資金流出入(設定から解約・償還を差し引いた増減)は1兆4778億円の流入超過と、9カ月連続の流入超となった。
▼8月の投信概況:世界株安で株式投信残高4兆円急減、リーマン・ショック以来の大きさ=投信協会
一時的な暴落は安値で買うチャンス
4兆円の減少額はリーマン・ショック時の10兆6902億円以来の大きさになるんだとか。
今回もすごいことになっていますが、こうして数字を確認すると、リーマン・ショック時の暴落がいかにすごいか再確認できますね。
ただ、純資産額が減っている一方で、9ヶ月連続で資金流入が続いているようです。これは高値でなかなか投資できなかった個人投資家が、下落をチャンスととらえて投資しているということなんでしょう。
大きく暴落したときに勇気を持って投資ができれば、将来的には大きな利益を享受できる可能性が高まります。
ピンチをチャンスに変えられる投資家でありたいものです。